ヤマトシジミは水質汚染に影響を受けやすい
汽水域では常に塩分濃度が変化していますが、すぐに淡水と海水が混じり合わないため少しの間淡水で生活するぐらいならヤマトシジミは頑張ります。
しかし完全に淡水とかで生活していくのは厳しいようです。
汽水域というのはプランクトンが豊富だったりするため適応してしまえば餌などが多いため繁殖しやすい場所です。植物性プランクトンを餌にしているヤマトシジミは、汽水域の湖や川の部分を綺麗にしてくれることもあるようです。
しかし汽水域での汚染などが進んでヘドロ等がたまってしまった場合には、以前はヤマトシジミが採れる産地だった場合でもいなくなってしまってヤマトシジミがいなくなってしまう地域もあるようです。
そのため海に近い下流であっても自然に囲まれた地域で生息している傾向があります。
現在でも水揚げ量が豊富な産地でもヤマトシジミが水質汚染で減少してしまう可能性があります。
また逆に水質汚染で汚れていた湖や川でも水質が戻るとたっぷりヤマトシジミが採れる場所になるかもしれません。
やはりシジミから出るダシにしても身の大きさと美味しさが存分に堪能できるヤマトシジミがなくならないように水質環境は個人でも考えたいところです。